ビジネスパーソン必見!たばこ部屋撤去から考えるトレードオフ

健康問題や値上げにより、たばこ離れが加速しています。

 

ぼくはたばこを吸わないので、直接的な影響はありません。

本人、周囲への健康被害を考えると、好ましいとさえ考えています。

 

一方で、喪われるものがあることも、忘れてはいけません。

 

それは、社員が本音を出せる憩いの場の喪失です。

 

 

***たばこ部屋のもう一つの顔***

 

良し悪しは別として、喫煙所がある企業は多い。いわゆる、たばこ部屋ですね。

 

ぼくはたばこをすいませんが、たばこ部屋にはちょくちょく顔を出します。

なぜなら、たばこ部屋では本音が聞けるからです。

 

会議で大喧嘩をした相手同士が、たばこ部屋で仲良く談笑している。

 

「部長の手前、ああいうしかなかった。言い方がきつくなって悪かった。」

 

こんなやり取りが、しばしば。

 

新入社員の頃、急な来客で上司を呼びに行った時に出くわした出来事です。

とても衝撃を受けました。

 

それ以来紛糾した会議の後は、たばこ部屋に顔を出すようになりました。

 

ただ、3月末を持って弊社からたばこ部屋はなくなります。

 

 

***常にトレードオフを意識しよう***

 

別に、たばこ部屋がないと本音が出せないと言っているのではありません。

大事なのは、物事には良い面、悪い面の両方があるという事です。

 

事実、弊社の場合、たばこ部屋は本音を出せる場所としても機能していました。

社員の健康管理など良い面ばかりに目が行きがちですが、

たばこ部屋があるからこそ成立していたモデルが失われる面も見逃せません

 

競争が激しい時代ですから、効率化は必須です。

仕事やオフィス環境は、どんどん便利で無駄がなくなっていくでしょう。

 

しかし、一見ムダに見えるものの中に、重要な意味が潜んでいる可能性がある。

物事はトレードオフであることを、忘れてはいけないと思います。

 

読んで下さった方、ありがとうございます。

 

はいじゃらば!

 

せきしん