【時事ネタ】同族だから強い!星野リゾートに学ぶ変革力
周期的に議題に上がるネタです。
「同族だから強い」星野リゾートに学ぶ変革力:日経ビジネスオンライン
毎年100人以上の経営者と接するぼくは、「同族だから強い」とは思いません。
同族=オーナー社長の方がサラリーマン社長よりも、
組織構造の変革に着手しやすいのは事実でしょう。
それは「取れる戦略の自由度が高い」という話であって、
「同族だから強い」とイコールではありません。
最後は「経営者が優れた戦略を持っているか否か」が重要ではないでしょうか。
事実、本稿でも星野社長は後継者は「同族以外の可能性が高い」と述べています。
同族だから強い訳ではないと、星野社長も考えておいでだと思います。
但し、同族企業の戦略の自由度については、学ぶべき点が多いように感じます。
特に時間軸。
政府へのロビー活動がモノを言う自動車等を中心に、欧州の同族企業の強さは目を見張るものがあります。
たとえば、ボッシュや、シェフラーですね。
ボッシュは既に巨大企業ですが、シェフラーは巨大企業である
米国コンチネンタルの自動車部品部門を吸収してしまいました。
経営者とお会いした事がありますが、長年虎視眈々とチャンスを狙っており、
機を見てしっかりと果実を得たと話しています。
日本企業で中長期の骨太な戦略を目にする事は、残念ながら少ない。
次世代を担うぼくたちは、変化の早さに対応しつつも、
中長期の視座を忘れずに戦っていきたいですね。
読んで下さった方、ありがとうございます。
以上です。
せきしん