学びにお金はいらない。子育てから学ぶ部下育成
ぼくは毎月、トレーニングに通っています。
トレーナーさんは、体操の元オリンピック代表。
今は幼児~小学生を中心に基礎的な体とメンタル作りを教えている方です。
トレーナーさん曰く、「指導者が先回りしすぎると、育たない。」
はて、どういう事かいな・・・?
***体験が内発的動機付けに繋がる***
トレーナーさんは、30年に渡る指導者としてのキャリアの中で、
口を出し過ぎた生徒ほど、明らかにタフさに欠けるという結果を得たそうです。
明らかに間違っていたり、要領を得ないとつい口を出してしまう。
そうするとその時は直るのですが、すぐに同じミスを起こしてしまうそそうです。
上手く行かなくて、失敗する。
周りだけ出来て、悔しい思いをする。
こういう体験をしないと、自らが何とかしようと思わない。
自分で動きだすまで、本人も周囲も、じっと我慢する。
周りが口を出すだと、どんどんチャレンジしない子供になってしまうそうです。
***会社でも同じ事が起きている***
会社でも全く同じ事が起きています。
こうしろ!違う!やり直せ!
言い方の強弱はあれど、基本的に先回りの口出しがメイン。
結果を問わず、実際にやらせてあげる事はほとんど無いのではないでしょうか。
しかし、ほとんどの場合、上司や先輩は、部下が責任を取らされない様に、
会社に損害を与えない様にという親心で指導していると思います。
それが部下の成長を阻害するとは、何たる皮肉か。。
恐らく、上司や先輩は、部下がミスしない様に指導するのではなく、
たとえ損害や信頼の損失が生じても、それをを取り戻す事に対して責任を
負うべきなのでしょう。
先回りして損害を回避した方が簡単です。
ですが、それでは部下は育たないのです。
ぼくも、会社に損害を与えさせない事が、上司の責任と考えていました。
でも、それは楽な道に逃げているんですよね。。
すぐに考え方は変えられませんが、少しずつ腹落ちさせていきたいです。
読んでくださった方、ありがとうございます。
はいじゃらば!
せきしん