歴史は繰り返す。時事ネタ「4年後にデジタル教科書導入へ」
このニュースを、みなさんはどう思われますか?
ぼくは、「歴史は繰り返すなぁ」と思いました。
なぜなら、10数年前にノートPCで同じ議論がされていたからです。
現在、ノートPCは紙の教科書に取って代わったでしょうか?
・・・代わっていないですよね。。
***課題は解決したのか***
なぜ、ノートPCの教科書への代用は進まなかったのでしょうか。
ぼくは、3つの課題があったと考えています。
1.端末導入コストが高い
2.導入メリットがあいまいで、推進力が弱い
3.教える側が使いこなせない
これらが解決できなかったのでは、ないでしょうか。
では現在、この課題は解決している?
・・・ぼくの考えでは、解決しそうなのは①端末導入コストのみ。
正直言って、ぜんぜんダメだと、思います。
まず、②導入メリットは、ノートPCの頃から何も変わっていない。
ノートPCとタブレットの教科書使用における違いは、持ち運びの便利さ程度?
それだけで一度は普及しなかった紙からデジタルへの流れが加速されるとは、
とうてい考えられません。
その程度では、紙の教科書に携わる業界人が徹底的に阻むでしょう。
彼らにも生活がかかっていますからね。
③教える側が使いこなせるか?も、正直って疑問が残ります。
でも、それがイコール教職員がタブレットを使って効果的に教える事が
できると解釈する事は、難しいと思います。
とすると、ノートPCの頃から何も変わっていなくない?という話になります。
つまり、今回も掛け声倒れに終わる可能性が高いのです。
ああ、やっぱり歴史は繰り返すのね。
とても過去の失敗を踏まえた施策には、見えません。。
歴史を学ぶ意義はこんな処からも見いだせるのだと、しみじみ思うのであります。
読んでくださった方、ありがとうございます。
はいじゃらば!
せきしん